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  • 執筆者の写真ドーナッツ△キャンプ

キャンプと防災。

更新日:2020年3月6日

2020年1月17日、阪神大震災から25年。

当時、私は小学4年生だった。


二段ベッドの上で寝ていた私は、

突き上げるような大きな揺れを感じて

飛び起きた。


夢かな?時空が歪んでるように感じる…。

タンスが踊りながら倒れた…。

テレビが落ちた…。

床に布団を敷いて寝ていた母が、

倒れたタンスの下にいる…。

ガラガラガラガラガラガラ!!!!

頭にレゴが降り注いできた…。

あぁ、死ぬのかな、みんな。


めっちゃ覚えてる。

最初は二段ベッドの下で寝ている姉が、

すごい豪快な寝相でもしているのかと思っていた。

私がベッドに飛び乗ったり飛び降りたりしていたので、

あらゆる部分のネジが緩んでいたため、

普通にしててもめっちゃ揺れていたし。


そうか、あの大地震から25年か。

みんなみんな、よくぞご無事で。ありがとう。


そして2011年、東日本大震災。

夢であって欲しいほどの未曾有の災害に、

頭の処理が追いつかなかった。

テレビや新聞、ネットが報じる被災地の状況に、

言葉を失った。嘘であって欲しかった。


東日本大震災の前には、新潟中越地震が起きていて、

2016年には熊本地震が起きた。


地震以外にもゲリラ豪雨や大型台風、酷暑と、

災害続きの日本で暮らす以上、

日頃から備えていなければいけないと思う。


私は元来、超インドア派だ。

しかし、2016年の熊本地震以降、

「このままじゃいけない!」と奮い立ち、

急にキャンプを始めた。

大阪は十三に生まれ育ったインドアな自分が、

災害が起きた時に何かできるわけがない。


キャンプに行くと、思う。

テントの中で何も気にせず寝るのは難しい。

風や雨の音、虫が歩く音、風でテントがなびく音…。

気になって当初は寝ることができなかった。


しかし、人間の適応力は凄い。

慣れればぐっすり眠れるようになる。


そして、かつての自分の最大の特徴であり、

欠点でもあった神経質過ぎる面も緩和されていった。

限られた食材でのキャンプゆえ、

外メシづくりの際の事故(食材を落とす)なども平気。

水で洗って、ちょっと焼いてパクっと食べられる。

外のトイレも苦手だったが、無料キャンプ場のトイレは

あまりキレイじゃないところも多く、慣れるしかない。


そう。キャンプは防災訓練なのだ。

設備があまり整っていない無料キャンプ場などは、

水場がない・時期によって使えない場所もあるので、

飲み水と生活用水が必要になる。

食材やキャンプギア、着替えなどなど、

いろんなことを想定して準備をしておかないといけない。


田舎のキャンプ場は、

コンビニやスーパーが近くにないことも多いので、

あらかじめ準備が必要不可欠である。


キャンプギアと一緒に防災の準備もセットでやるべきだ。


↑リュックでもいいが、大きな鞄に着替えや消耗品、

水や食糧などもセットしておくようにしている。

(キャンプ用ボックスにキャンプギアをまとめていて一緒に置いている)


私は、極力外装パッケージは取り、

ジップバッグなどに詰め替えるようにしている。

●極力ゴミを出したくない。

●ひとめで何かが分かりたい。

●水害(雨漏り)などで浸水させない。

●清潔を保つ(ジップバッグは使用後ゴミ袋、汚物入れに)。

が理由だ。


トイレットペーパーや体を拭く使い捨てシート、

除菌ウエットティッシュ、キッチンペーパー、簡易トイレ、

サランラップ、ジップバッグ、ゴミ袋大小などはもちろんだが、

生理用品(ナプキン、おりものシート)を

多めに持っておくようにしている。


生理用品は、報道などでもなかなか手に届かないといわれている。

どうしても、水や食べ物が優先されるからだ。

そういう男性目線の防災では女性や子どもの衛生と防犯が手薄だ。


多めに持っていれば、自分以外の必要としている人にも渡せるし、

例えば洗濯できない状況で下着に装着し清潔を保つことができる。

水が使えない場合、洗濯などができないので、

抵抗はあるかもしれないけれど、男性の下着にもつけた方がいい。

不衛生では菌やウイルス感染がこわい。

ケガなどをした際の応急処置でガーゼ代わりに使うことも可能だ。


懐中電灯やスマホライトのほかにも、

キャンプ用のランタンなど明かりを多めに持っておくのもおすすめ。

キャンドルの灯りもいいが、火災などの危険も起こり得るので、

電池式・充電式のランタン(ライト)は多めに。

明かりがあることで不安が少しやわらぐと本で読んだことがある。


私が準備したものも、まだまだ未完成。

本やネットでリサーチしながら、防災準備を完成させていきたい。

季節で準備するものが変わるので、定期的に見直しも必要で、

例えば、避難所などで過ごす場合どうしたら快適かを

イメージがしやすいので、やはりキャンプはおすすめである。

(特にハイシーズン!隣合うテントの距離が近いから)

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