• ドーナッツ△キャンプ

【お客さん日誌】おませ男子。

「2019年4月13日にうちの店はプレオープンした。

DIYで店をつくり始め、実はまだ全然完成していない。

なので、今もまだプレ期間のまま。

グランドオープンはいつになるのやら…という感じ。


私の頼りない記憶によると、

去年の10月末を境にお子さんのソロ来店が増えた。


それまで、よっぽど近所(店の並びや向かい)の子でなければ

主にママやパパに連れられて来るのがほとんどだった。


10月に何があったかというと、

都島ドットコムさん主催の『ハロウィーンウォーク』という

街をあげてのイベントが開催され、それに参加させてもらったので、

少し遠いファミリーやお子さんたちにも知ってもらえたのだ。


大変だったけど、とっても楽しかったし勉強になったし、

多くの人に知ってもらえるきっかけとなり、ありがたかった。


そのイベントがきっかけとなったと思うのだが、

近所の公園などで遊ぶ、小学生や中学生がよく来てくれる。

プレーンドーナツ1個80円とリーズナブルなのも喜んでもらえてる。

が、小・中学生は案外お金持ちで、

砂糖つきドーナツ1個90円を買うことが多い。10円も高いのに!


最初は子どものお客さんとの関わり方に悩んだ。

何話していいのか、正直分からないのだ。


あんまり絡んでめんどくさいおばさんにもなりたくないし、

だからってコンビニじゃないんだからドライな接客もつまんないし。


なんて心配をよそに、

子どもたちはほぼ毎日くらい来てくれるので、

ごく自然にちょうど良い距離感にはなってきたなと思う。


今回の『お客さん日誌』の主役は、小学校低学年男子。

名前は…誠一くん(仮名)としておこう。


誠一くんは、

小さい自転車をグラグラしながら走らせやってくる。

お猿さんが描かれた財布を持っていて、

大きな声でお話ししてくれる元気ボーイだ。


ある日、誠一くんが例の如く元気いっぱいに来店。

自転車をテイクアウトカウンター下まで接近させ、

チャリンコに乗ったままドーナツを注文する。


「やっほー!久しぶりやん!」と声をかけた。

すると、

「今からな、好きな同級生にな、告白するねんっ!!!」

と、なんのエピソードもなく、

今日の予定を店頭で発表してくれた。デカイ声で。


「えぇーっ!!!急やなっ!!!」

と私がニヤニヤ&なぜか勝手に照れてデレデレしていると、


「●●●公園のな、ひとけの無いところに呼び出すねん!!!」

と矢継ぎ早にプランとロケーションまで発表。

真っ直ぐな気持ち。


「マジか!!やるやんっ!!!頑張ってな!!!」

誠一くんに砂糖つきドーナツを手渡し、激励した。


ドーナツをひと口かじり、

自転車をゆっくりと動かした誠一くんは振り向きざまに

「オッケーもらえるよう、頑張るわ!!!」

と言って去って行った。


“オッケーもらった先に、一体何があるの?

小学低学年なのに…!!!”


そんな心の声は封じ込めて、手を振って見送った。

後日、「オッケーもらったで!!」という報告をいただいたが、

まだ“カノジョ”を連れて来店してくれてはいない。


誠一くんの報告に居合わせた、

ドーナツを購入中のママさんが「○○○ちゃん!?」と聞いていた。

誠一くんとママさんの娘ちゃんが同級生で、

どうやら事情を知っているらしい。


今もどうやら順調に“お付き合い”しているみたいなので、

早くカップルで来店して欲しい。

気の利いたことはできないけど、

なるだけ冷やかさずクールに接客したいと思う。

…んだけど、100%ニヤニヤしている自信がある。

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