ドーナッツ△キャンプ

2020年1月12日3 分

店のインスタアカはフォロー0。

最終更新: 2020年1月13日

うちの店のインスタグラムのアカウントでは、

こちらから誰かをフォローすることをやめている。

最初は近所のお店さんや作家さんをフォローしていたのだけど、

いろんな理由で0(ゼロ)にした。

主な理由だけここに書き記したいと思う。

ひとつは、

オープン当初に来店されたお客さんから言われたひと言。

「なんでフォロー返してくれないんですか?」

「なんであの店とあの店と繋がってないんですか?」

それがちょっと…正直めんどくさいと思って、

うちからフォローする人を0にした。

誰をフォローするかは私の勝手だし、

キツイ言い方かもしれないけれど

他者からとやかく言われる筋合いはないと思っている。

もうひとつは、

お客さんとその家族を守るためにフォローを0にすることに決めた。

なぜ、フォローをしないことがお客さんを守ることに繋がるのか。

その理由をお伝えしたいと思う。分かりにくいかもしれないけど。

私はドーナツ屋をする前、雑誌の編集ライターをしていた。

不定期だけど、たまに数少ないライター仲間と集まることがあり、

他愛もない話もすれば、

ネタの情報交換やリサーチの方法(最近の傾向)などを教え合っていた。

その中のメンバーからある助言をもらったことがキッカケとなった。

そのメンバーはざっくり言うとオタク系ライターをしていて、

ジュ二アア●ドル系、ガジェット系などを得意としていた。

近況報告がてら、軽くお茶でもしようということになり、

パート終わりの木曜日に集合した(私は木曜日だけパートにでている)。

私はオープンしたての店の詳細を伝えた。

どういう立地でどういう客層が多く、お客さんとのやり取り、

店のSNS事情などなど…。

すると、オタク系ライターが我が店のインスタを検索し始め、

「うーん。。言い辛いんだけど、これはヤバいね」

と言い放った。

私はSNSでの告知が弱いとか、宣伝の仕方が下手くそとか、

そういう類いのアドバイスがもらえるのかとワクワクしたが違った。

以下、オタク系ライターからの助言をまとめてみた。

●最近、ジュ二アア●ドル界隈の過激派(過激マニア)が、

SNSを使ってターゲット探しをしている。

●子どもをSNSで投稿している人は結構チェックされてる。

●鍵アカにしていても、プロフィール画像で子どもを特定するのは割りと余裕。

●スマホカメラの性能がよくなり、背景の写り込みで場所の特定も可能。

●新店でSNSのフォロワーが少ない店が客をフォローしたり、

付近の店をフォローしたりはNG。

無名の新店が一般ユーザーをフォローしたら、

そのユーザーがその新店の顧客と特定され、住んでるエリアが絞られる。

●学校や保育園が近く、

子連れママの利用が多いならトラブル回避のためフォロー0は懸命。

などなど…。

リサーチスキル高めな人間がそのリサーチ力を悪用したら…

なかなか恐ろしい事態も起こり得るし、実際起こっている。

例えば少し前に話題になったとある事件…。

アイドル活動をする20代の女性にわいせつな行為をしたとして逮捕された男。

彼は被害者女性がSNSにアップした顔写真の“瞳に写った景色”を手掛かりに、

住所を特定し、犯行に及んだと報道されている。

それを聞いて、私はすぐさまフォロー0運動を開始した。

お客さんとその家族(特に子どもたち)を守るためだと信じている。

何かあってからでは遅い。

かわいくておもしろい、ちびっ子お客さんたちの平和を守らなければ。

なお、オタク系ライターの助言はこれ以外にもいろいろとあるので、

知りたい方はドーナツをご購入もしくは喫茶利用の際に尋ねていただければ。